胃腸内科

目次

対応疾患・症状

こんな症状はありませんか?

「最近、胃の調子がなんとなく悪い」、「お腹が痛いけど、病院に行くほどのことかな…」と、受診をためらっていませんか?胃や腸のサインは、早めに気づいてあげることがとても大切です。気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

主な対応疾患・症状

  • 胸やけ・逆流性食道炎

    食後に胸がじんわり焼けるような感じや、酸っぱいものが喉まで上がってくる感覚はありませんか?これは「逆流性食道炎」のサインかもしれません。胃酸が食道に逆流することで起こる病気で、近年とても増えています。放置すると食道に慢性的な炎症が起きることもありますので、早めの受診をおすすめします。

    こんな症状が当てはまる方

    • 食後や横になったときに胸焼けがする
    • 喉に酸っぱいものが上がってくる
    • 食べ物が飲み込みにくい感じがする
  • 胃痛・胃潰瘍・十二指腸潰瘍

    「空腹になると胃が痛む」、「食後しばらくしてズキズキする」そんな症状は、胃や十二指腸の粘膜が傷ついているサインのことがあります。ストレスや不規則な食生活、ピロリ菌感染などが主な原因です。内視鏡検査で粘膜の状態を直接確認できますので、心当たりのある方はご相談ください。

    こんな症状が当てはまる方

    • 空腹時や食後に上腹部が痛む
    • 胃がもたれる、重い感じがする
    • 吐き気や嘔吐がある
  • 腹痛・下痢・便秘

    お腹の調子は毎日の生活の質に直結します。急な腹痛や続く下痢、なかなか改善しない便秘は、腸からのSOSかもしれません。一時的なものから慢性的なものまで、丁寧に原因を探っていきます。

    こんな症状が当てはまる方

    • お腹が急に痛くなることがよくある
    • 下痢と便秘を繰り返す
    • 3日以上便が出ない日が続く
  • 過敏性腸症候群(IBS)

    試験や大事な会議の前など、緊張するとお腹が痛くなったり下痢になったりする方はいませんか?これは「過敏性腸症候群(IBS)」と呼ばれる状態です。腸そのものには炎症などの異常がないにもかかわらず、腹痛や便通のトラブルが繰り返されます。「気のせい」ではなく立派な病気です。一人で抱え込まず、ぜひご相談ください。

    こんな症状が当てはまる方

    • 緊張やストレスでお腹が痛くなる
    • 下痢・便秘を繰り返すが検査では異常なしと言われた
    • 外出前にトイレに何度も行きたくなる
  • 血便・下血

    便に血が混じっていたり、真っ黒なタール状の便が出たりした場合は、できるだけ早く受診してください。痔からの出血のこともありますが、胃や腸の病気が原因の場合もあります。「恥ずかしい」と思わず、症状を正直にお話しいただくことが早期発見につながります。

    こんな症状が当てはまる方

    • 便に赤い血が混ざっている
    • 黒っぽいタール状の便が出た
    • 排便後にトイレットペーパーに血がついた
  • 食欲不振・体重の減少

    「最近、食欲がわかない」、「とくに食事を減らしていないのに体重が落ちている」という場合は、消化器系の病気が隠れていることがあります。加齢や疲れのせいと見過ごさず、一度診察を受けることをおすすめします。

    こんな症状が当てはまる方

    • 以前より食べられる量が減った
    • 理由が分からないまま体重が減っている
    • 食後すぐにお腹がいっぱいになる
  • ピロリ菌感染

    ピロリ菌(ヘリコバクター・ピロリ)は、胃の中に住みつく細菌です。感染していても自覚症状がないことが多いですが、長年にわたって胃の粘膜を傷つけ、胃炎・胃潰瘍・そして胃がんのリスクを高めることが分かっています。検査は血液・尿・呼気など体への負担が少ない方法で調べることができます。

    こんな方に特に受診をおすすめします

    • 親や兄弟にピロリ菌感染歴や胃がんの方がいる
    • 昔から胃の調子が悪い
    • 健診で「胃炎あり」と指摘されたことがある

内視鏡検査

画像提供:オリンパスマーケティング株式会社

最新の内視鏡検査で、
あなたの胃腸の健康を守ります

「胃カメラって苦しいんじゃないの?」、「大腸カメラは怖い…」そんな不安をお持ちの方もいらっしゃると思います。

当院では最新の内視鏡システムを導入し、患者さんの苦痛をできる限り少なくし、そしてより正確な診断ができる環境を整えました。検査に不安を感じている方も、まずはお気軽にご相談ください。専門医とスタッフが丁寧にご説明いたします。

当院の内視鏡検査の特長

  1. 最新機器による高精度な診断

    従来の内視鏡では発見が難しかった微細な病変も、鮮明な画像で経験豊富な専門医によってしっかりと診断できます。早期の胃がん・大腸がんの早期発見にも威力を発揮します。

    画像提供:オリンパスマーケティング株式会社
  2. 苦痛を抑えた検査

    経験豊富な専門医の技術により、患者さんへの負担を最小限に抑えます。また、ご希望の方には鎮静剤を使用し、寝ている間に検査を行う事も可能です。

  3. 検査から処置まで一貫対応

    大腸のポリープなど気になる病変が見つかった場合、多くのケースでその場で切除まで対応できます。病変の性状や大きさによっては入院が必要な場合もあります。

検査の種類

上部消化管内視鏡検査(通称:胃カメラ)

口からスコープを挿入し、食道・胃・十二指腸を観察する検査です。胃の粘膜の状態をリアルタイムで確認でき、ピロリ菌の検査や組織の採取(生検)も同時に行うことができます。

分化型早期胃がんの内視鏡像
未分化型早期胃がんの内視鏡像
検査時間
約10〜15分(鎮静剤使用時は前後の休憩含め約30分〜60分)
挿入方法
原則、経口(口から)、経鼻(鼻から)も可能です
鎮静剤
原則、皆さんに使用します
費用目安
検査のみ:3割負担で約3,000〜5,000円程度
こんな方におすすめ
  • 胸やけ・胃痛・胃もたれが続く方
  • ピロリ菌の検査・除菌後の確認をしたい方
  • 健診で「要精密検査」と指摘された方
  • 40歳以上で一度も胃カメラを受けたことがない方

大腸内視鏡検査(通称:大腸カメラ)

肛門からスコープを挿入し、大腸全体を観察する検査です。大腸がんやポリープの早期発見に非常に有効です。ポリープが見つかった場合はその場で切除できることも多く、「切除のために入院」というケースは大幅に減っています。

ポリープ型の早期大腸がん
平坦陥凹型の早期大腸がん
潰瘍型の進行大腸がん
検査時間
約15分(腸の状態により異なります)
前処置
前日の食事制限(検査食)+当日の下剤服用が必要です
鎮静剤
ご希望の方には対応しますが、通常不要です
費用目安
検査のみ:3割負担で約5,000〜8,000円程度(ポリープ切除は別途)
こんな方におすすめ
  • 血便・便に血が混ざる・タール状の便が出た方
  • 便秘や下痢が長く続いている方
  • 家族に大腸がんや大腸ポリープの方がいる方
  • 40歳以上で一度も大腸カメラを受けたことがない方
  • 健診の便潜血検査で陽性だった方

検査の流れ

胃カメラ(経口・鎮静剤あり)の場合

  1. 前日

    夜9時以降は食事を控えてください。水・お茶はOKです。

  2. 当日・来院前

    朝食は抜いて来院ください。
    常用薬については事前(検査予約時)に医師にご確認ください。

    • 鎮静剤を使用しますので、当日の車・バイク・自転車の運転はできません。
  3. 来院・受付

    受付後、問診票にご記入いただきます。
    不安なことは何でもスタッフにお声がけください。

  4. 検査準備

    のどに局所麻酔のスプレーをします。
    鎮静剤投与のためこのタイミングで点滴(ルート確保)を行います。

  5. 検査(約10〜15分)

    うとうとしている間に検査が終わります。
    万が一、苦しいと感じたらスタッフに合図してください。

  6. 検査後・休憩(約30〜60分)

    鎮静剤が抜けるまでリカバリーベッドでお休みいただきます。

  7. 結果説明

    担当医師が画像をお見せしながら、分かりやすくご説明します。
    組織採取をした場合は後日(約1〜2週間後)にその結果をお伝えします。

大腸カメラの場合

  1. 検査前日
    大腸内視鏡検査専用の検査食「クリアスルー」

    検査前日も食事を我慢する必要はありません。おいしく、きちんと食べられる専用の検査食をご用意しています。

    • 夕食後に下剤を服用していただきます。
    • 夜9時以降は食事を控えてください。ただし、水・お茶はお飲みいただけます。
    検査食について
  2. 当日の朝〜

    自宅または院内で下剤(腸管洗浄液)を服用します。
    常用薬については事前(検査予約時)に医師にご確認ください。
    数回トイレに行き、腸の中をきれいにします。

    • 下剤の服用方法は事前に丁寧にご説明します。
  3. 来院・受付・検査準備

    検査着にお着替えいただきます。
    鎮静剤希望の方には点滴(ルート確保)を行います。

  4. 検査(約15分)

    お腹の張りを感じることがありますが、すぐにおさまります。スタッフがしっかりサポートします。ポリープがあった場合は、その場で切除することが多いです。

  5. 検査後

    鎮静剤を使用した場合は、リカバリールームで約30〜60分お休みいただきます。

  6. 結果説明

    画像をお見せしながら医師が丁寧にご説明します。
    組織採取・ポリープ切除を行った場合は、後日に詳しい結果(病理所見)をお伝えします。

味と具材感にこだわった検査食

大腸カメラ検査で多くの方が不安に感じるのが「前日の食事」です。当院ではキューピーが開発している検査食「クリアスルー」を採用しています。検査前日も、いつもと近い食事ができるよう、味と具材感にこだわりました。当院では検査前の準備段階から患者様をサポートし、負担軽減に力を入れています。

【検査食】クリアスルー
【朝食】鶏そぼろとたまごの雑炊
【昼食】肉じゃが・鮭がゆ
【夕食】チキンクリームシチュー・クラッカー

クリアスルーについて

  • セット内の商品を召し上がる順番は自由です。お好みの組み合わせでお召し上がりください。

鎮静剤を使った「うとうと内視鏡」について

「過去に胃カメラでとても辛い思いをした」、「どうしても怖くて踏み出せない」という方も、最新の鎮静剤(軽い麻酔薬)を使用し検査を施行しますのでご安心下さい。ウトウトと眠っているような状態で検査を行いますので、苦しさや不快感はほとんどありません。検査が終わって目が覚めると「もう終わったの?」とおっしゃる方がほとんどです。

ご注意いただきたい点

  • 当日は車・バイク・自転車の運転ができません
  • ご帰宅は公共交通機関か、ご家族の送迎をお願いします
  • 検査後はリカバリーベッドで30〜60分程度お休みいただきます
  • ご高齢の方や持病がある方は事前に医師にご相談ください

検査を受けるにあたってのお願い

  • 普段お飲みの薬がある方は、必ず事前にお申し出ください
  • アレルギー(薬・食べ物・ラテックスなど)がある方もお知らせください
  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方はご相談ください
  • 心臓・肺疾患をお持ちの方、血液をサラサラにする薬を飲んでいる方は特にご注意ください

ご予約・お問い合わせ

胃腸内科の診察および内視鏡検査は予約制です。胃腸内科の診察時に病状を把握し、患者さんの都合を考慮して内視鏡検査の予約を取ります。まずは受診の予約のためにお電話にてご連絡ください。検査前の不安や疑問は、胃腸内科の診察時に担当医にお気軽にお申し出ください。

電話番号
0829-30-0100
電話受付時間
月〜土 8:30〜17:00(土曜は12:00まで)
休診日
日曜日・祝日・年末年始
診察日
月曜日:午前(9時〜12時)
火曜日:午後(14時〜17時)
水曜日:午後(14時〜17時)
木曜日:午前(9時〜12時)

医師紹介

  • 診療顧問/胃腸内科 田中 信治 たなか しんじ

    資格・専門医・所属学会
    広島大学名誉教授/地方独立行政法人 広島県立病院機構顧問/臨床修練指導医/難病指定医/小児慢性特定疾患指定医/日本内科学会認定内科医/日本消化器内視鏡学会顧問・名誉理事長・専門医・指導医/日本消化器病学会専門医・指導医/日本大腸肛門病学会専門医・指導医/日本消化管学会胃腸科専門医・指導医/日本カプセル内視鏡学会名誉理事長・専門医・指導医/日本炎症性腸疾患学会専門医・指導医/大腸癌研究会/日本大腸検査学会常任理事/日本小腸学会/日本胃癌学会/早期胃癌検診協会評議員/Fellow of American Society for Gastrointestinal Endoscopy (FASGE) /Asian Pacific Digestive Week Federation (APDWF), Board of Director/European Society of Gastrointestinal Endoscopy (ESGE)

気になる「胃腸内科・内視鏡Q&A」

症状・受診のタイミングについて

  • 胃の痛み、胸やけ、胃もたれ、お腹の張り、慢性的な便秘や下痢、食欲不振、急激な体重減少など、お腹に関するお悩みは何でもご相談ください。また、「健康診断でバリウム検査や便潜血検査で引っかかった」という方の二次検査も受け付けています。

  • はい、40歳を過ぎたら一度検査を受けられることをおすすめします。胃がんや大腸がんは、進行するまでほとんど自覚症状がありません。最新の内視鏡機器で定期的にチェックを行うことが、早期発見・早期治療の最も確実な方法です。

  • 一般に、内視鏡検査で異常なし(ポリープなし)の場合は、次回の内視鏡検査は通常10年ごとが一つの目安です。50歳になった現在、前回から15年経過しているため、一度大腸内視鏡検査を受けることを検討する価値があります。

    なお、ポリープの既往のある方は、その組織診断や個数によって次回の内視鏡検査の時期が異なります。また、親・兄弟姉妹に大腸がんや進行腺腫の既往がある場合は、より若い年齢から、より頻回の検査が勧められます。詳細は、担当医に直接相談下さい。

  • ピロリ菌(Helicobacter pylori感染症)は遺伝しませんが、家庭環境と強く関係しています。一般に、ピロリ菌は主に幼少期(5歳頃まで)に感染すると考えられています。感染経路としては、母親や祖父母など感染者との密接な接触、食べ物の口移し、スプーンや箸の共用、衛生環境が十分でない生活環境などが関与するとされています。

検査の不安について

  • 当院では経験豊富な専門医が検査を担当しますのでご安心下さい。最新の鎮静剤で眠っているうちに検査が終了しますので苦痛はほぼありません。事前の診察で医師にご不安な点を何でもお聞かせください。なお、嘔吐反射の少ない「鼻からの検査(経鼻内視鏡)」も選択いただけます。

  • はい、事前の医師の診察・スケジュール調整のうえ、同日検査も可能です。一度の食事制限やご来院で済むため、お仕事や家事で忙しい方に多く選ばれています。なお、患者さんの体力や状況によっては避けた方がいい場合もあります。

事前準備・当日について

  • 当院の胃カメラでは、原則鎮静剤を使用しますので、当日の車・バイク・自転車の運転は絶対にお控えください。公共交通機関でお越しいただくか、ご家族の送迎をお願いしております。

  • 検査中のお腹の中の様子については、当日のお帰りの前に担当医から画像をお見せしながらご説明いたします。ただし、組織を一部採取する「病理組織検査」を行った場合は、結果が出るまでに約1〜2週間かかりますので、後日改めて結果を聞きにご来院いただきます。

お問い合わせ先

アマノ病院

0829-30-0100

受付時間 月曜日~土曜日 8:30 ~ 17:30(日曜、祝日・年末年始は除く)